舌側矯正

舌側矯正(リンガル)

歯の裏側にブラケットを着ける方法で、矯正中、人に気づかれにくいのが特徴です

「歯並びを治したいけれど目立つ装置はつけたくない」「人に気づかれずに歯並びを治したい」という人の為の装置です。

装置に慣れるまでに、個人差はありますが約1ヶ月でだいたい慣れます。
話すことを職業にされている場合、発音に支障が出る場合があります。
しかし、審美性は非常に高い矯正法といえます。

  • 症例

    主訴 八重歯が気になる
    診断名 叢生
    初診時年齢 23才10ヵ月
    治療内容 上下舌側の装置
    装置名 マルチブラケット装置(Kurz7th)
    抜歯非抜歯 抜歯[上顎左右側4歯、下顎右側1歯]
    治療期間 2年~2年半程度
    費用の目安 自費診療(1,200,000円程度)
    リスク・副作用 歯並びやかみ合わせが改善しますが、治療中はより虫歯と歯周病に気を付ける必要があります

舌側矯正(リンガル)について

裏側からの矯正(リンガル)とは?

歯の裏側に矯正装置をつける方法で、矯正期間中、周りの人に見えないのが特徴です。
「歯並びを治したいけれど矯正装置が目立つ」
「人に気づかれずに歯並びを治したい」
という方へおすすめの装置です。

リンガルブラケット
リンガルブラケット
ハーフリンガル

 

舌側矯正のメリット・デメリット

メリット

  • 周りの人に気づかれにくい

    装置が歯の裏側につきますので外側からは見えません。
    接客業や営業職など人前に出るお仕事の方にはお勧めです。

  • 虫歯になりにくい

    表側の矯正では歯磨きしづらく虫歯になりやすい一方、歯の裏側は唾液の静菌・殺菌作用で虫歯が出来にくい環境です。

  • 衝撃のダメージを受けにくい

    転倒時やスポーツ中に強い衝撃を受けた場合でも、裏側装置の場合、装置や口腔内が損傷する危険が少ないです。

  • 舌癖(歯を舌で押す癖)の改善

    裏側に装置がついているため、舌で歯を押す癖をなおしやすいと言われています。

デメリット

  • 費用が割高

    一歯一歯全てオーダーメイドになるため、費用が割高になりますが、矯正治療における効果も大変良いと言えます。

  • 顎間ゴムが使いずらい

    裏側の矯正装置にゴムをかけるのは難しく、仕上げの段階で表側に透明な小さな装置(ボタン)をつけることがあります。

  • 裏側は歯ブラシがしにくい

    歯肉炎の可能性があり、丁寧な歯ブラシが必要です。

  • 発音がしづらい

    装着後1ヵ月ほどは、サ・タ行などの発音がしずらくなります。個人差があるので装置の付けた当初は発音の練習が必要です。