サージェリー・ファースト法(外科的矯正治療)

サージェリー・ファースト法(外科的矯正治療)

出っ歯、受け口、顔面非対称、ガミースマイルなど顎変形症の外科的治療において、術前の矯正治療(通常1~2年)は行わずに、はじめに手術で上・下顎骨を理想的な位置に整復し、その後にかみ合わせを整える歯科矯正治療を始めるという治療法です。

高田馬場矯正歯科では、上下顎骨を含む頭蓋全体のCTや口腔内スキャナー、治療計画を綿密にたてるための顎矯正手術支援ソフト(dolphin 3D surgery)と3Dデジタル技術を使って、歯並びを良くするだけでなく、骨格や顔貌の改善、機能の改善に力を注いでいます。

三次元シュミレーション(dolphin 3D surjery・フェイススキャナー)

受け口の症例で、左側が術前、右側が手術後を示します。Dolphin 3D surjeryで三次元シュミレーションを行います。

受け口の症例で、左側が術前、右側が手術後を示します。
Dolphin 3D surjeryで三次元シュミレーションを行います。

外科手術の計画

この患者さまは上顎骨(ルフォーⅠ型 骨切り術)・下顎骨(下顎枝矢状分割法 SSRO)を行って、顔貌の改善を行いました。手術は下顎だけの手術から、上下顎の手術もあり、数日の入院が必要となります。
退院後、約1か月後に矯正装置を装着し、歯並び・かみ合わせの治療を行います。

手術は下顎だけの手術から、上下顎の手術もあり、数日の入院が必要となります。 退院後、約1か月後に矯正装置を装着し、歯並び・かみ合わせの治療を行います。

 

サージェリーファースト法のメリット・デメリット

メリット

  • 最初に最も気になっている顔貌の改善を最初に行うことができます。
  • 外科手術後は、歯の移動のスピードが速くなります。骨切り手術後の再生促進現象により、歯の移動が加速され、矯正治療期間が短縮されます。
  • 保険適応の外科的矯正治療では使用できない矯正装置(ホワイトワイヤーや舌側矯正装置やプレート型歯科矯正用アンカーなど)を自由にお選びいただけます。

 

デメリット

  • 矯正治療開始時は一時的にかみ合わせが不安定になります。
  • サージェリーファースト法は、自費治療となります。

 

外科手術連携病院